株式会社ADEKAからのプレスリリースを転載します。
【プラスチック添加剤】
今年5月、ADEKAのイントメッセント系難燃剤「アデカスタブFP-2000シリーズ」に、米国の第三者安全科学機関であるUL Inc.(本社:米国イリノイ州ノースブルック、以下UL社)から、機能性材料(パフォーマンスマテリアルズ)の分野で世界初となるVerified Mark(図)が発行されました。
Verified Markは、UL社が独立性を保持する第三者として科学的な検証を行い、客観的に認められた性能に対して発行されるマークです。企業が発信するPRメッセージに信頼を与えるマークとして用いられており、これまでに金属・電子材料の分野で多く発行されていましたが、今回当社のFP-2000シリーズに対し、機能性材料として世界で初めて発行されました。
(参照URL:http://verify.ul.com/mark?id=A872760)
今回の試験では、FP-2000シリーズと汎用的な難燃剤である臭素系難燃剤について、同等の難燃性能a)を示すよう処方した2種類のPP(ポリプロピレン)のサンプルで燃焼挙動を比較し、煙と一酸化炭素の発生量について測定・検証を行いましたb)。その結果、FP-2000シリーズを添加したPPサンプルは、臭素系難燃剤を添加したPPに比べ「99%の発煙ならびに89%の一酸化炭素排出量が低減」されることが確認されました。燃焼した際にも煙や一酸化炭素を発生させずに炎を消すことにより、火災時の安全性が大きく高まることが期待されています。
今回のVerified Markの取得により、FP-2000シリーズの優位性が客観的に証明されました。当社はこれからも、世界中のお客様に環境に配慮した低発煙性の難燃剤を提供して参ります。
a)UL-94V試験V-0 (1.6mm)
b)ISO 5660-1
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