解説 バイオマス度とは

Omnexus.specialchem.comの記事から

バイオマス度について解説しています。

バイオプラスチックとは?

バイオプラスチック」という用語は、バイオマスやプラスチックの生分解性をベースとした様々な素材のグループに対して使われることが多い。(しかし、バイオベースと生分解性というプラスチックの2つの側面は同義ではないことに注意が必要です)。バイオベースプラスチックとは、植物のバイオマス(バイオマスは、物理的、化学的、生物学的処理を受けたものであってもよい)に由来する再生可能な有機炭素を部分的または全体的に含むプラスチックのことである:

農作物や残渣
海産物および林産物
バイオ廃棄物
藻類、菌類など

また、プラスチックのバイオベース含有量は、バイオベースとみなされる材料の全炭素含有量に対する再生可能炭素(すなわち植物由来)の割合として定義される。

バイオマス度=(バイオマス由来の炭素の量)/(総炭素量)

CEN/TS16137またはASTM6866規格に準拠した14C法(14C含有量から計算)で測定される。

バイオプラスチックの種類

バイオベースプラスチックは

温室効果ガスの排出削減
化石資源に対する需要はあるが、天然資源の利用拡大に貢献
バイオベースプラスチックは必ずしも生分解性・堆肥化性であるとは限らない
生分解性・堆肥化可能プラスチックの全てがバイオベースプラスチックというわけではない。

重要なバイオベース原料の一部と、これらの原料を使用して製造できるポリマー:

サトウキビ:PLA、PHA、バイオPBS(A)、バイオPET、バイオPE、PEF、バイオPP、バイオPA、PTT
シュガービート: PLA、PHA、バイオPBS(A)、バイオPET、バイオPE、PEF、バイオPP、バイオPA、PTT
トウモロコシ:PLA、PHA、スターチブレンド、バイオPBS(A)、バイオPE、PEF、バイオPP、バイオPA、PTT
ジャガイモ:PLA、PHA、スターチブレンド、バイオPBS(A)、バイオPE、PEF、バイオPP、バイオPA、PTT
小麦: PLA、PHA、スターチブレンド、バイオPBS(A)、バイオPE、PEF、バイオPP、バイオPA、PTT
ヒマシ油:バイオポリアミド
バイオマス: PBAT、PBS

詳しくはこちら。リンク先には各種プラスチックのバイオマス度の比較表が掲載されています。

英語のページです。翻訳にはDeepLがお勧めです。

plastics-japan

Recent Posts

アメリカ成形業界状況(2025.07) ―雑誌から垣間見る―

佐藤功技術士事務所 佐藤功 押…

2週間 ago

コンサルタントの部屋(大田佳生)

旭化成で長年にわたり押出機およ…

2週間 ago

展示会レポート インターモールド2025

秋元英郎 秋元技術士事務所 1…

4週間 ago

アメリカ成形業界状況(2025.06) ―雑誌から垣間見る―

佐藤功技術士事務所 佐藤功 2…

1か月 ago

添加剤の現状、化学規制、輸出規制、及びその将来

大越雅之 一般社団法人難燃材料…

2か月 ago

This website uses cookies.