アーブルグK見本市展示内容(アーブテクノ)

アーブルグK見本市展示内容( ホール13 / A13-1 – A13-2)

有限会社アーブテクノ

黒い森BlackForestに位置する管理員会の一員であり、K見本市の価値に影響を及ぼす会社として私たちの世界はますます複雑になり、視点が豊かになっているため、それに応じて課題も大きくなっています。究極的には、プラスチックは重要な資源、効率的な生産ならびに資源の節約の可能性とそれを有効に活用するというテーマがあります。アーブルグは、先駆的な展示とアプリケーションにより、実際にこれがどのようにサポートしているかを実証します。

焦点:デジタル化と循環経済

私たちは、新しい価値を生み出すことに対応したデジタル化とプラスチックの賢明なリサイクルというこの2つの重要な問題に取り組んでいます
「arburgXworld」のアイデアは、デジタル製品および多彩な対応できる新機能は、たとえば充填工程と可塑化工程のサポートならびにllroundersとの連動する装置の拡張化ができる顧客の要望に沿ったアプリケーションと機能があります。

「arburgGREENworld」Arburgは、プラスチックの加工とその使用範囲、即ち、ますます多くの観点をもつ世界について、重要かつ差し迫った質問に対する答えを提供します。主な目標は、投資額、資金を節約し、それによって生産効率に大きく貢献することです。重要な将来の問題に対処し、現在の質問への回答を提供し、実用的なソリューションを提供する上でArburgが常に先駆者である方式が体験できます。多くの新しい機械、プロセス、デジタル製品およびサービスに対して貢献しています。

「arburgXworld」:新しいデジタル製品とサービス

今回、小間ではこれまでにないArburgのデジタルの世界を提供します。 「デジタル化への道」に沿った10の対話ブースで、「スマートマシン」、「スマートプロダクション」、「スマートサービス」について詳しく知ることができます。たとえば、材料の良好な可塑化を達成
するための新しい「可塑化アシスタント」、および制御システムシミュレータが含まれます。

Arburgの6つの実績のある支援パッケージ、Arburgホストコンピューターシステム(ALS)、Arburg Turnkey Control Module(ATCM)、およびArburg remote Service(ARS)もK 2019で発表されます。

すべての射出成形の展示には、いわゆる「IoTゲートウェイを備えており、より上位のARSおよび「arburgXworld」カスタマーポータルシステムと相互に接続し、インターフェースを使用して簡単に標準化できます。

アーブルグは、アーヘンを拠点とするパートナーSimcon Kunststofftechnische Software GmbHと共同で充填アシスタントを開発した。2,000 kNのクランプ力とGestica制御システムを備えたオールラウンダー570 Aで、これに装備された新しい充填方式は制御システムに
統合されています。

即ち、Allrounderは、製造する成形部品(PA12で作られたUvexゴーグルのペア)を成形実演します。この機械の制御装置のGestica制御システムでは、現在のスクリュ位置に対する材料の充填の度合いが3Dグラフィックでリアルタイムに表示されます。 Simconとの協力により、より大きな金型と材料のスペクトルをカバーするために、充填アシスタントの機能が拡張しました。

「arburgGREENworld」:循環経済とリソースの効率的な使用

実際の循環経済としてArburgは、K 2019でこのトピックに関する2つのアプリケーションを紹介します。PPカップの製造には、約30%のリサイクル素材が使用されます。

循環経済のこの実用的な例のために、アーブルグはリサイクルPPを提供するエレマErema Plastic Recycling system(ホール9、小間05)と協力しています。約4秒のサイクルタイムで、8カップがハイブリッドAllrounder 1020 Hで生産されています。この新しいサイズの射出成形機は、パッケージバージョンとして展示しています。

タイバー間の距離は1,020ミリメートル、クランプ力は6,000 kNで、新しいサイズの7000射出ユニットが装備され、Allrounder 1120 Hマシンでも利用でき、ポリスチレンで換算すると最大4,200グラムの成形が可能です。

2番目の循環経済アプリケーションでは、家庭廃棄物に由来するPCR材料「マテリアルリサイクルによって製造される樹脂ペレット(ポリオレフィンおよびポリスチレン等)」 製品分類別基準 ( PCR 番号:CJ-01) 消費者リサイクル品)を使用して技術製品を生産します。市販されているPCRは、Profoam発泡プロセスでAllrounder 630 Aによって処理され、2番目の材料はTPEです。射出成形部品は、金型ユニット部に取り付けられている機械のドアハンドルです。

その後、ソフトコンポーネントで部分的にオーバーモールドします。このアプリケーションは、PCR材料をサイクルに再導入して、高品質で耐久性のある機能部品を製造する方法です。

射出成形のトレンド:「スマート」プラスチック成形加工の新システム、機能、およびソリューション

革新的なアプリケーションとプロセスクランプ力1,000 kNの電動式オールラウンダー470 Aは、機能的なインモールド製品の製造方法を実証しますIMSEテクノロジー(射出成形構造化エレクトロニクス)タクトテック社のIMSEソリューションは、従来のデザイン設計・電子機器設計の常識を覆す革新的な技術です。耐久性に優れた3D射出成形プラスチック内に、プリント電気回路や電子部品を統合しカプセル化が可能です。単なるフレキシブル基板・プリント回路技術ではなくLED等の部品を埋め込み3D成形するため、軽量で薄く且つ耐久性の高いスマートな電子機器を実現させます。

このプロセスでは、電子機能が組み込まれたフィルムを金型に挿入し、PCでオーバーモールドします。デモンストレーションとして、射出成形機は約75秒のサイクル時間で夜間照明を成形します。 8 mm可塑化スクリュ、8キャビティ金型、LSRカートリッジを備えたサイズ5のマイクロインジェクションユニットを装備した電動Allrounder 270 Aは、LSRからマイクロスイッチを製造します。部品重量はわずか0.009グラムで、サイクルタイムは約20秒で成形部品はMultilift 3 + 1でピックアップされ、グリッパーで光学的に検査され、キャビティに従って分離され、最終的に紙袋に詰められます。

このようなマイクロコンポーネントは、自動車および医療技術分野で使用されています。ハイブリッドコンポーネントのオーバーモールディングは、型締力500 kNの縦型Allrounder 375 Vによって実証されています。

新しいフリーフォーマーは、Arburg Plastic Freeforming(APF)を使用して繊維強化コンポーネントを製造できるかについて技術的な展望について説明します。

今回のK 2019の20台のArburgマシンが展示実演され、8台のAllroundersと1台のFreeformerが、Arburgスタンドでの新しいマシンテクノロジーと革新的なアプリケーションとプロセスのデモを行います。別の11台の成形機がパートナーの小間で見ることができます。 K 2019での20台のArburgの展示は、薄肉射出成形、ハイブリッド技術、インモールドラベリングおよびフィルム技術、マルチコンポーネント射出成形を含む幅広いプロセスをカバーしています。

他にも数多くの提案

さらに、サンドイッチプロセス、マイクロ射出成形、Profoam発泡技術、キューブ技術、LSR、磁性プラスチック、バイオプラスチック、リサイクル品の再加工。 これらのアプリケーションは、自動車およびeモビリティ、電子機器、軽量構造、医療技術、パッケージングなど、すべての重要な産業で要求されている成形加工方式です。

展示実演を通してアーブルグの小間で今後の成形業界の方向性と最新の成形方式についてご参考になれば幸いです。

構築された最適な成形機構:トランスファー成形とFDCプロセス(DieffenbacherとArburgの協力)(ホール14、A02)

協力:DieffenbacherとArburgは、それぞれが構築した専門知識を組合わせて可能にした成形装置

Lossburg / Eppingen、26.09.2019バーデン・ヴュルテンベルクの家族的経営企業であるDieffenbacherとArburgは、ハイブリッドコンポーネントのトランスファーモールディングの新しいソリューションを共同開発しました。これにより、プレスシステムと自動駆動式プレスの分野で所有している専門知識と射出成形技術を組合わせて、両方の利点を統合することができました。

その可能性:ハイブリッド軽量成形品の新しいコンセプト

ArburgとDieffenbacherは最近、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)が資金を提供したMoPaHyb研究プロジェクト「ヘビーデューティハイブリッドコンポーネントのモジュラー生産プラント」の一環として共同開発され、実証しました。フラウンホーファーICT、Pfinztal、および他の9つのパートナーと共同してハイブリッドコンポーネントのモジュール生産システムが開発実用化されました。

このシステムは、 Arburgのファイバーダイレクトコンパウンディング(FDC)用のサイズ4,600のモジュラー射出ユニットと、ICTにあるDieffenbacher 3,600トンの垂直プレスが組合わされています。このシステムにより、これまで製造できなかったコンポーネントの寸法とその複雑な形状が可能な装置を実装することができます。

完成システム:開発テーマを達成したMoPaHybプロジェクト

「軽量構造の課題は、ARBURGとって重要な課題です」

このためにARBURGはFDCプロセス(長繊維供給装置)を含むさまざまなプロセスとソリューションを提供しています。これとトランスファーモールディングと組み合わせることは、新しい軽量化成形品の応用範囲を可能にする先進的なコンセプトであり、このシステムはMoPaHybプロジェクトで達成されたもので、将来的にはDieffenbacherトランスファー成形プレスとArburg FDC射出ユニットを組み合わせて提供することが目標です。

新たな応用分野を切り拓く特に肉厚が非常に薄い部品の場合、射出成形によって材料に負担がかからない効率的な製造プロセスを提供します。リブ付き構造の形状の幾何学的補強、および繊維強化されたラミネート繊維板と組み合わせて一方向にテープを使用する箇所または全面補強は、特に構造用途が多く、その新しい応用分野を拡張することができます。

Dieffenbacher(ディーフェンバッハー)プレスをクランプユニットとして使用する利点は、補強インサートを水平方向の金型に簡単に挿入できることです。 Arburgの長繊維ダイレクト配合装置(FDC)による射出プロセスで、長繊維をプラスチック溶融物に直接添加できます。要望する繊維の長さ、繊維の含有量、および材料の組み合わせが調整できるので、目標とする方式で成形品の特性に影響を与えることができます。

2019年K見本市のプレゼンテーションで、トランスファー成形とFDC射出成形方式を組合わせた成形品のハイブリッドコンポーネントの非常に経済的かつ柔軟に要望する製品が製造できことを実演します。

ディーフェンバッハー(Dieffenbacher)は、ホール14、A02でこのコンセプトを発表