ご案内 射出成形技能検定「1級」学科試験が免除になる通信教育(2022年度)

2022年度(第35期生)通信教育講座
プラスチック成形技術講座  上級コース (1級技能士コース)

職業能力開発促進法東京都知事認定317号
特典 技能検定1級学科試験免除

一般社団法人 東日本プラスチック製品工業協会
東日本プラスチック専門学院

ご 案 内

この講座は、職業能力開発促進法に基づき、昭和63年に東京都知事より認定をうけ、「1級の技能検定試験の基準及びその細目」に定められた項目に添って学習します。

近年プラスチック成形加工業界を取りまく環境は、大きく変換しております。特に生産現場においては、成形機械を始め各種付属機器類の高性能化はもとより、原料樹脂の高機能化ならびに多種グレード化等に見られますように、技術革新はめざましいものがあります。そこで生産活動に従事する技術者、技能者にもますます高度の専門知識が必要となります。

以上の観点から、長年の実績とカリキュラム、経験豊富な講師陣により、従業員の育成と技能向上並びに企業のレベルアップに大いに役立つものと確信いたします。通信制教育ですから、企業活動に支障なく生産活動に従事しながら、指導テキストと報告課題の添削指導により各教科を学習できます。

更に修了者はプラスチック成形1級技能検定受検に際し学科試験免除の特典が与えられます。

以下の要項等ご高覧の上、従業員の方々の技能向上に役立てられますようご案内申し上げます。

募集要項

受講資格

当コースの修了時において、1級技能検定の受検資格に定められた実務の経験年数がある方は、どなたでも受講できます。東京都在住以外の方も受講できます。

募集定員

30名 (期間前でも定員になり次第締切ます)

受講料

会員企業  1名 77,000円(税込)

非会員企業 1名 110,000円(税込)

(指導テキスト・添削指導・面接指導料含む)
※ 特別割引制度 同一企業において、2名以上の受講生を派遣の場合、1名につき2,000円割引
※ 一旦納付された受講料は返還いたしません。

申込み期限

2022年4月1日まで (申込み順で受付。なお、受講料払込者を優先とします。)

申込み方法

1級通信教育受講案内2022に必要事項を記入し、写真3枚のうち1枚を貼付、あと2枚を添えて申し込んで下さい。
受講申込書が届き次第、社内教育担当者様宛に請求書を送らせていただきます。

申込みお問合せ

〒104-0045 東京都中央区築地3―12―5 (築地小山ビル1階)
一般社団法人 東日本プラスチック製品工業協会
東日本プラスチック専門学院
担当:安達  電話 03-3541-4321

通信訓練の概要

訓練期間

2022年4月11 日(テキスト・課題送付)~2023年3月25日(修了)の1年間

学習のすすめ方

(1) 指導テキスト

自学自習のための指導テキストが配布されます。報告課題を作成する場合の参考となるよう編集されており、必ずテキストを参考に学習をすすめて下さい。

(2) 添削指導

テキストで学習した成果を計るため、与えられた課題について学習し、その結果を報告することになります。提出された報告課題は、各科目の担当指導講師により添削、採点、講評が加えられ、模範解答とともに返送されます。
報告課題は月1~2回の提出となります。

(3) 質問券

各科目所定の質問券により、質問指導を受けることができます。受けた質問については、各科目の担当指導講師が適切な指導解答をします。

学習,指導スケジュール

成形法(1)

成形材料(1)

成形機械(1)

金型(1)・成形法(2)

電気・成形材料(2)

品質管理・成形機械(2)

安全衛生・金型(2)

製図・成形法(3)

面接指導(スクーリング)

2023年1月上旬に連続3日間(会場の関係で全て平日の可能性有り)、担当講師によるスクーリングを実施します。これは、各科目の学習の総まとめです。

修了時試験

面接指導の最終日に実施します。正誤判定の○×解答、加点法で採点します。

修了認定の要件

(1) 各科目総ての報告課題を提出していること。
(2) 面接指導を80%以上出席していること。
(3) 修了時試験の得点が65点以上であること。
以上の要件を満たした方を修了認定し、東京都知事証明の修了証書を交付します。(この修了証書は1級技能検定の学科試験免除の証明書で、全国に通用します。

追指導及び追試験

修了認定要件(1).(2)を満たし、修了時試験で合格点に達しなかった方を対象に実施します。

○原則として1月下旬~2月上旬(予定) 土・日曜日の2日間 延12時間

補講・追試料 33,000円(税込)を頂きます。

科目と学習内容

成形法

プラスチック成形の原理、成形法の種類・特徴及び用途、条件の設定及び成形品の品質、材料の予備乾燥、色替え及び材料替えの方法、不良原因と防止対策、成形品の仕上げ及び二次加工、成形品の測定、材料の着色剤と混合方法、成形品のアニーリング、成形品の重量及び歩留り

成形材料

成形材料の種類・性質及び用途、配合剤の種類を用途、用語の意味、物性、インサートの取扱いと保管方法、接着剤の種類と用途、成形材料・成形品の試験方法、用語及び略語に関する日本工業規格、食品衛生法、家庭用品品質表示法、電気用品取締法等の関係法令

成形機械

成形機の種類及び構造、油圧系統の要素及び機能、電気系統の要素及び機能、制御系統の要素及び機能、付属機器及び装置の種類及び機能、騒音規制法及び振動規制法関連法令

金型

成形用金型の種類・構造及び機能、金型に関する日本工業規格、金型の取扱い及び保守管理

品質管理

品質管理用語、管理図の作成

製図

製図に関する一般事項、日本工業規格に定める図示法及び材料記号

電気

電気用語、電気機器の種類、特徴及び使用方法

安全衛生

安全衛生に関する事項、労働安全衛生関係法令

受講者の特典

修了証書

東京都知事証明の修了書の交付
(この修了証書が、1級技能検定の学科試験免除を証明するもので、全国に通用します。)

表彰

全課題の採点成績、面接指導の出席率、修了時試験の得点を合計した総合成績が特に優秀な者に、優等賞として賞状及び副賞を授与する。

 

「技能士」確かなプロのあかし

技能検定とは

技能検定は、厚生労働大臣が職業能力開発促進法に基づいて、職業に必要な労働者の能力(技能)を一定の基準により評価し、それを公証する国家検定制度です。

受験資格とルート

技能検定の目的

技能検定の目的は、技能者の技能習得意欲を増進させ、技能に対する社会一般の評価を高め、技能労働者の技能水準と社会的経済的地位向上を図ることを目的として実施されます。

技能検定試験

「プラスチック成形」職種の技能検定1級と2級は、昭和43年に射出成形作業、圧縮成形作業が開始、昭和56年よりインフレーション成形作業が加わり、平成9年にブロー成形作業が追加されています。更に昭和63年に特級、平成6年に3級が創設されています。それぞれの作業毎に実技試験と学科試験が行なわれています。

【1.2級射出成形作業の日程】

受検申請期間   毎年4月上旬
試験 実技試験  6月中旬~9月中旬
学科試験  8月下旬

技能検定合格者累計

昭和43年技能検定開始以来令和2年度までに、全国で下記のように多数の「プラスチック成形技能士」が誕生しています。あなたも是非チャレンジして下さい。

作業名 特級 1級 2級
射出成形 ―― 13,643 48,436 63,079
圧縮成形 ―― 243 953 1,196
合 計 1,891 13,886 50,389 64,275

 

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1級通信教育受講案内2022