まとめ:環境とプラスチック

プラスチックと環境問題の関連で、プラスチックのごみ問題に関する記事と環境に優しいプラスチック材料に関する記事を集めました。

ごみ問題、リサイクル

海洋プラスチックごみ問題 (第1報

プラスチック開発の負の側面であるリサイクル問題、とりわけ海洋国家である日本と深く関係する海洋プラスチックごみ問題の現状について述べ、今後の対策案を提示する。プラスチック業界、とりわけ使い捨てにつながるフィルム・シート分野が45%にも達するポリオレフィン業界では真摯な対応が求められる。

海洋プラスチックごみ問題 (第2報)

マイクロプラスチック問題は日を追うごとに社会問題化し、G7やG20で主要議題なるなど政治問題化し始めた。海洋プラスチックごみ、特にマイクロプラスチックを減らすための対策について筆者の考えを述べる。

リサイクルPETの射出成形分野における活用 ~衝撃特性・耐熱性・印刷性の改質~

PET樹脂はPETボトルとして大量に使用され、回収されている。回収されたPET樹脂は回収工程における加水分解により物性低下が起こっている。リサイクルPETを射出成形して耐久部材として活用するための材料改質、特にエポキシ基を側鎖に持つポリオレフィンによる改質と改質効果について述べる。

環境に優しいプラスチック材料

射出成形可能な木粉とプラスチックの複合材料「シムシーズ」

射出成形可能なウッドプラスチックを開発するための課題は、木粉添加による溶融粘度の増大と樹脂温度の制限という二律背反の条件をクリアすることであり、コンパウンド自体の制限温度以下での溶融粘度を大きく低減させることが根本的な必要条件となる。複合化技術や成形技術の創意工夫といった複合的な改善因子をうまく合体させた。

進化した次世代ウッドプラスチック(i-WPC,Innovative Wood Plastic Compound)

「次世代ウッドプラスチック(i-WPC,Innovative Wood Plastic Compound)」は、素材、添加剤、製造法等に工夫を重ねた新素材であり、プラスチック本来の各種成形が可能となる組成物を次々に生み出している。薄いシートの押出、真空成形、ブロー成形も可能である。

活気づく軽量バイオマテリアル技術の躍進

自然繊維を20%含む軽量でリサイクル可能な麻混合材。インパネやドアパネル、センターコンソールなどの射出成形部品で用いられるガラス繊維を置き換える形で自然繊維を導入。素材の開発に2年、プジョーPSA社での登録獲得に更に1年という期間を費やした後、初の商品化はプジョー308のドアパネルで実現。

耐熱性ポリ乳酸(PLA)樹脂の射出成形加工

ポリ乳酸(PLA)は植物由来樹脂、生分解性樹脂として知られている。PLAの欠点は結晶化しにくく、結晶化させないと耐熱性が不十分であるが、結晶化させると射出成形してエンプラとして使用可能レベルになる。本報告では、耐熱PLAの材料設計と耐熱を付与するための金型内結晶化技術について述べる。

セルロースナノファイバー入門(1) CNFとは何か

CNFは、由来原料から①CNF(以下ではCNF’とする)、②セルロースナノクリスタル(CNC)、および微細な菌が作る③バクテリアナノファイバー(BNF)の3種類に分けられる。私たちが目にするCNFの記述では、①のみの場合、①②を含む場合、①②③すべてを含む場合があり、内容に応じて判断する必要がある。

セルロースナノファイバー入門(2) CNFの特徴と用途

CNFの特徴を説明するのによく、「重さは鋼鉄の5分の1で強度は5倍」、「熱による変形(熱線膨張係数)が小さく、ガラスの約50分の1」という表現が用いられる。高弾性率、高アスペクト比、紙の性質・透明性・軽量化、比表面積の大きさ、高ガスバリア性、溶液の増粘性・チキソトロピー性を利用した用途が開発されている。

セルロースナノファイバー入門(3) 樹脂混練から見たCNFの作成方法とCNFの性質

CNFの作成方法によって性質の異なるCNFが得られる。 疎水性か親水性かで用途やその後のCNFの処理が変化する。疎水基を持たせる方法の1つとして、水酸基をエステル化する方法がある。エステル化処理を施すことで、汎用樹脂との混合が容易になり、分散が安定化する。

セルロースナノファイバー入門(4) CNFと樹脂との混練物を作る

CNFと樹脂の混練・成形手法、及び混練樹脂の強度について解説する。CNFと樹脂との混練方法や効果向上は、日々進歩しつつある。CNFを何に使用するのか、どのように使用するか、どのような品質設計にするかによって様々な視点がある。

環境良化製品の受託生産なら技術に自信があるクニムネへ

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